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今回の「ママに捧ぐ映画」は、あの大ヒットお仕事ムービー!

 

読者のみなさん、いつもご覧いただきありがとうございます!   映画コメンテーターの赤ペン瀧川です。今回もCHANTOによるアンケート「ママさんがママさんにオススメしたい映画」で、上位に入った映画をご紹介します。「恋に仕事にがんばるあなたの物語!」的なキャッチコピーで、多くの女性の心を鷲づかみにした映画『プラダを着た悪魔』です。 「ファッションがかわいくて、観るとテンションが上がる!」 「若い頃とは見方が変わった作品」 「子育てとの両立で、今は本気で仕事ができていない人は、ちょっと考え方が変わるかも!」 「特に仕事が立て込んだとき、自分らしさを忘れないために観る映画」 「今となっては、主人公よりも編集長のほうに感情移入することも」 などと多くのご意見をいただきました。大ヒットした作品なので、多くのママさんが公開時にご覧になられているかもしれません。

 

しかし、気づけば公開は10年以上も前。 当時は… 「恋に仕事にがんばるあなたの物語!」としてご覧になった方が多いのでは!?  そして恋に落ち、結婚し、ママになったいまこそ。 「恋に仕事にがんばるあなたの物語!」としてもう一度観てみませんか、というのが僕の提案です。

 

息子よ、仕事って大変なんだぞ!

ところで今僕は、舞台の本番真っ最中。役作りで髭を生やしております。保育園の送り迎えでは「あそこの旦那さん、仕事していないのかしら…」とママさんたちをザワつかせることに。どんな職業であろうと、働くのって、本当に大変ですよね。 その姿を息子にも見せておきたい…と思っていたら、僕の髭を指差して「ちょっと汚い…」とのことでした。息子よ…それが君の父親の仕事なんだ。世の中には髭を生やして演じるお仕事があるんだよ。覚えておいてくれ。 そして、働きながら家事もちゃんとこなしている嫁には、頭が上がりません。本当にすごいなぁ、ありがたいなぁ、と感謝しています。ママさんたちから「感謝するなら、すぐに皿洗え!」というお叱りの言葉が聞こえてきそうです。いや、ごもっとも。 でも、お皿を洗う前に! 映画コメンテーターとして、働くママさんたちにこの映画をご紹介させてください。

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▲息子・晴太朗の4歳の誕生日プレゼントは安定のライダーベルト。そうか、君のお仕事は”変身”だったのか!

 

<一つ前の作品に戻る>  映画『ルーム』監禁された部屋から脱出する親子の絆に震える

 

ママに捧ぐ映画 第9回 デヴィッド・フランケル監督作品
映画『プラダを着た悪魔』

2006年に公開された作品で、監督はデヴィッド・フランケルさん。『31年目の夫婦げんか』や『ワン チャンス』など、観る人を元気にさせるコメディを撮るのが上手な監督です。 出演はアカデミー賞常連女優のメリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラントなど、豪華なキャストが大集合。先に言っておくと、もうね、アン・ハサウェイがすごいかわいいです。これは男女の垣根を超えて、みんなが感じる見どころだと思います。 どんな映画なのか、みなさんご存知かもしれないので簡単に説明すると、ジャーナリストになりたくて田舎から出てきたばかりの女の子がうっかり大手ファッション誌の編集部に就職。編集長のアシスタントとして働くことになっちゃった!というところから話は始まります。 ファッションにまったく興味がないし、彼氏とは仲良く同棲中だし、しばらく働いたらジャーナリストになるために動き出すわー、なんて気軽な気持ちで働き始めたら…編集長が想像以上に鬼だった! いや、…悪魔だった!

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▲地獄のような仕事を発注され、理不尽な事を要求されズタボロにされます。しかし、「このままじゃ悔しい!ちゃんとがんばる!」と、苦手なオシャレにも挑戦。仕事にすべてをかけることで、業務は順調に進むわ…どんどん綺麗になっていくわ…

 

主人公が成長していき、「私が本当にしたい仕事って何だろう…」と考え、出した答えは…? まさに女性の仕事、いや、もはや“生き方”を描いた作品でございます!