働く女性なら、共感できるシーンが満載!

僕も23歳ぐらいで上京しました。当時、俳優を目指しながらも、中野の牛丼屋さんでアルバイト。酔っ払ったお客様に生卵を投げつけられ…牛肉を煮ながら泣いたこともあったなあ。そんな泥臭い僕のエピソードに比べたらこの作品のスタイリッシュ感は半端ないです。 思いがけずキラキラのファッション業界で働くことになった主人公。最初こそ戸惑うも、持ち前の明るさと前向きさでみるみるうちにファッション業界に馴染んでいき、あっという間にCHANELやJIMMY CHOOなどのハイブランドが似合う“都会の女性”に仕上がっていきます。

 

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(C)2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.    

▲これらの衣装を担当したのはドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ(Sex and the City)」の衣装を手掛けたパトリシア・フィールド。女性が憧れる有名ブランドの服を次々と着こなしていく主人公に、女性たちも目が釘付けなはず。ダサいパーカーやセーターを着ていたアン・ハサウェイもまったく問題なくかわいから、個人的な好みで言ったら「そのままのダサさでいて!」とか思うんですけども。 しかし、こうして仕事に没頭していく中で、その分色々なものを見失いそうになる訳です。友人との付き合い、家族との時間、彼氏との暮らし…、そして、本来目指すはずだった道はどうするのか。 「それでいいの? 本当にそれで幸せなの?」と何度も画面に向かって呟きました。と同時に「僕だったら、どうするだろうか…」と、仕事に対する自分の価値観を見つめ直すことに。編集長や主人公の同僚、いろんな立場に共感しながら、皆さんも「もし私なら…」って考えながら観ちゃう映画だと思います!

 

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▲「僕の幸せですか? ぶどうジュースを飲んでるときです!」(晴太朗)