乳がんのセルフチェック！初期段階で早期発見を

最近30代、40代にもふえているといわれている乳がん・子宮がんなどの婦人科系の病気。

自覚症状がない場合も多いので、検診がとても重要です。

「自分は大丈夫」と思わずに、しっかり知識を身につけておきましょう。

前編では乳がんについてご紹介します。

日本人女性の11人に1人がかかっている

乳がんのこと

日本の女性のがん罹患率第1位の乳がん。若い世代もかかりやすく、遺伝と関係なくかかることがある怖い病気です。そんな乳がんは、早期発見できるかどうかが重要。初期段階で見つけることができれば、死亡率を大きく下げられます。 そのためにも、自治体の検診だけでなく、30代なら年に一度は超音波検査、2～3年に一度はマンモグラフィー検査を受けるのがおすすめ。そしてなにより、日頃のセルフチェックが大切です。

セルフチェックのやり方

乳がんの発見でもっとも多いのが、乳房に触ったらしこりがあったというもの。自分自身で発見することができるがんなので、普段から自分の目と指で正常な乳房の状態を知っておきましょう。チェックする頻度は月に1回、月経が終わって数日後の乳房が張っていないタイミングがおすすめです。

セルフチェックの際は、以下に気をつけてみましょう。

触ってチェックする

①寝てさわる

肩の下にたたんだタオルや枕を入れ、チェックする側の腕を頭のほうへ上げて乳房を広げるようにする。指の腹を使って触ってみて。

②上体を起こしてさわる

チェックする側の腕を上げ、指の腹で小さな「の」の字を描いてすくい上げたり、縦横にさわる。入浴時に石けんをつけて行うといい。

鏡の前でチェックする

両手を上げた状態、下げた状態の両方を確認、皮膚の引きつれやへこみ、赤いはれや盛り上がりなどがないか、見た目の変化をチェック。