乳がん検診ってどんなことをするの?
乳がん検診には、マンモグラフィーと超音波検査の2種類があります。 それぞれの検査で発見しやすいがん、しにくいがんがあるので、2つ上手に組み合わせて検診を受けるのが理想です。
マンモグラフィー検査
乳房を上下左右から透明な板にはさんでX線で撮影します。乳房を圧迫して薄くのばすことで、放射線の被ばく量を最小限にできます。乳房をはさむのは数秒程度。乳房の張る月経前を避けたほうが、比較的痛みが少なくてすみます。
【メリット】小さながんの兆候(石灰化)まで映し出せる
【デメリット】乳腺が発達している人の場合、乳腺にまぎれて発見しにくい
超音波検査
あお向けに寝て、超音波を通しやすくするジェルを胸部に塗り、検査用のプローブを乳房にあてて画像を見ます。しこりのあるところは黒く映り、数ミリほどのしこりも発見することが可能。気になるところを重点的に調べられ、良性か悪性かもすぐにわかります。
【メリット】乳腺が発達している人でもしこりが見つけやすい、小さなしこりを発見できる
【デメリット】がんの兆候でもある石灰化を映し出せないことがある
(取材・構成・文/樋口由夏 イラスト/北村 人)
私たちの世代にとって、他人ごとではない乳がん。忙しくてつい自分のことは後回しにしてしまいがちですが、自分自身と向き合いう時間を作ってみてください。さらに詳しい情報、読者の体験談は『CHANTO』11月号でご紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
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