フレイル状態は早期発見が重要?
実際にフレイルの状態とは、どんな危険を併せ持っているのでしょうか。公益財団法人長寿科学振興財団の「健康長寿ネット」では、“ストレスに弱い状態”になっていると診断。例えば健常な人が風邪を引いても、重大な病気につながることはほとんどありません。しかしフレイル状態だと、肺炎を引き起こしたりダルさのせいで転倒して大きなケガをする可能性も。万が一入院が必要になった場合は、環境の変化に対応できずに感情のコントロールが難しくなってしまう危険もあります。
フレイルの状態は家族や医療者が早く気づくことが何よりも大切。老後も健康に過ごすため、若いうちから注意しておきたいですね。
文/河井奈津