保育園に通っているとなかなかわからない、幼稚園ママたちならではの〝鉄の掟〟。

以前の記事では、幼稚園のママが持つという「ママ友名刺」のお話をご紹介しましたが、今回は「マウンティングの流儀」について。なかでも「セレブが通う上流階級御用達幼稚園」の意識高い系ママたちによる、庶民には難解なマウンティングのお作法をご紹介します。

 

「勉強しなくて」は謙遜? それとも…(志乃さん/29/専業主婦)

 

娘を通わせている幼稚園は保護者の意識がかなり高く、小学校のお受験は当たり前。そのため入園当初から、塾に通わせたり習い事に力を入れたりと、子どもの教育に熱心なママが多いんです。 私も例外ではなく、「将来のために!」と娘を塾に通わせ、勉強する習慣をつけるよう心がけていました。そんな私の娘を「勉強熱心で偉いね!」といつもほめてくれる、隣のクラスのママ友Kさん。そして毎回「うちの息子は頭も悪いし、スポーツしか興味ないみたいで全然勉強しないの」と嘆いていました。 確かにKさんの息子さんはいつも真っ黒に日焼けしていて、いかにも快活そうな男の子。勉強しているそぶりなんて微塵もありませんでした。ところが、第一志望だった難関小学校の受験結果が出た日のこと。娘は見事に落ち、ヘコんでいる私にKさんが笑顔で駆け寄ってきたんです。

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「志乃さんのとこどうだった!? うちはばっちり受かったよ!」 なんと彼女の息子は、娘が手も足も出なかったその小学校に合格。あとで別のママ友に聞いてわかったのですが、Kさんのお子さんは超優秀で、名門塾に通って勉強もしっかりしていたとのこと。油断させられていたのか…? 謙遜しているママこそ怖いのは、こういったことなのかもしれません。