“血糖値スパイク”という言葉をご存知ですか? たとえ健康診断で「血糖値は正常」と言われても油断できない“血糖値の異常”が、いま日本人に蔓延しているそう。そこで今回は、血糖値を下げるおすすめの食材を紹介します。
“血糖値スパイク”を予防するスーパー食材とは?
今年9月に放送された『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)では、血糖値を下げる“新常識”について特集。池谷医院の院長・池谷敏郎先生は、“血糖値スパイク”を予防する食材として“舞茸”をおすすめしていました。
血糖値スパイクとは、食事前の正常な血糖値が食べた後にグッと上昇する現象のこと。極端な血糖値変化が慢性的に続くと、心筋梗塞や脳梗塞、腎臓病などを招きます。池谷先生によれば、舞茸には食後の血糖値上昇を抑える働きが2つもあるそう。
舞茸の特徴といえば、やはり豊富に含まれる食物繊維。食物繊維は糖の吸収をゆるやかにし、血糖値の急上昇を防いでくれます。しかし舞茸の食物繊維量を身近なきのこ類と比べてみると、しいたけ、エノキタケ、ブナシメジに次いで第4位。飛び抜けて多いわけではありません。管理栄養士の足立香代子先生曰く、舞茸は調理しても栄養素が壊れにくいのだとか。そこで実際に調理した後の栄養素で他のきのこ類と比べてみます。すると炒めた時と茹でた時では、しいたけなどを追い抜いて舞茸が1位という結果に。
また雪国まいたけ研究開発室の田中昭弘さんは、舞茸には炭水化物が糖に変化するのを抑える効果もあるといいます。炭水化物を糖に変化させるのは、唾液や小腸に存在する“炭水化物消化酵素”の働き。しかし舞茸はその酵素の働きを抑え、血糖値を上がりにくくしてくれます。
舞茸が持つ驚きの効果を知った視聴者からは、「きのこ類でも舞茸が一番いいのか! 意外過ぎる」「もしかして舞茸は最強の食材なのでは?」「これから毎日少しずつでも舞茸を食べるようにしよう」と反響の声が上がっていました。