普段の血糖値が正常でも関係ない?


血糖値スパイクによる体のダメージは、なかなか表面には現れません。2016年10月に放送された『NHKスペシャル』(NHK)では、知らないうちに体中の大事な血管が痛めつけられてしまう“血糖値の異常”を特集。血糖値スパイクが引き起こす体内の状況を明らかにしていました。

 

ある研究で血糖値の急上昇が繰り返されるような状態を作ったところ、細胞から大量の“活性酸素”が発生すると判明。活性酸素といえば、細胞を傷づける有害物質です。そのため血糖値スパイクの状態を2週間も続ければ、細胞のおよそ4割が死んでしまう事態に。

 

血糖値スパイクを解消するには、「朝食や昼食を抜かない」「食後すぐの軽い運動」などの対策が効果的。長く続けることで、血糖値の上昇をコントロールできるようになります。

 

ある日急に重大な病気を招いてしまわないように、食生活には気をつけたいですね。

 

文/内田裕子