今年8月に「乳児用液体ミルク」の国内製造が可能になったことを受けて、江崎グリコ株式会社が「乳児用液体ミルクに関する調査」を実施。現在授乳中(0~12カ月)の子どもを持つママ・パパ計1,000名を対象にアンケートをとりました。
半数以上のママ・パパが「乳児用液体ミルク」を使ってみたい!
日本では解禁されたばかりの「乳児用液体ミルク」ですが、1970年代から普及しているフィンランドやスウェーデンではメジャーな存在です。母乳の代替栄養として、フィンランドでは約9割、スウェーデンでは約5割を占めているほど。
「乳児用液体ミルク」のメリットは、粉ミルクのようにお湯で溶かすなどの「手間がかからない」こと。また「常温での長期保存が可能」で、「温めずに飲ませることができる」という点も嬉しいポイントでしょう。
しかし日本では、まだまだ認知度が低いようす。子育て中のママとパパに「『乳児用液体ミルク』をご存知でしたか?」と質問。「知っている」と答えた人はわずか3割ほど(31.3%)という結果になりました。
そこで、「乳児用液体ミルク」の製品情報をママとパパに提示。その後「『乳児用液体ミルク』を使用してみたいと思いますか?」と質問したところ、全体の半数以上(51.8%)が「使ってみたい」と答えました。特に有職ママ(育休含む)の関心が高く、約6割(57.1%)が「使ってみたい」と回答しています。
「乳児用液体ミルク」の気になるところは?
次に「どんなときに『乳児用液体ミルク』を使用してみたいと思うか」を調査。使用してみたいシーンの1位は「外出時の授乳」(61.8%)、2位は「災害時などの緊急時」(49.6%)、3位は「夫や家族などに預けた授乳時」(41.0%)という結果になりました。
最後に「『乳児用液体ミルク』に対してどんなことが気になりますか?」と質問。気になる点の1位は「常温で長期保存」(60.2%)、2位は「価格は手ごろか」(55.0%)、3位は「熱をかけずに飲ませる衛生面」(53.8%)という結果に。トップ3が全体の半数以上を占めており、「乳児用液体ミルク」の特徴である“常温での長期保存性”に高い関心が集まっていることがわかりました。
「乳児用液体ミルク」の“先進国”であるフィンランドとスウェーデンのママ・パパからは、「液体ミルクなら夫でも授乳ができるので、夫が子どもたちを連れ出してくれる土曜日には、安心して自分の時間が持てます」「子育ての分担はママとパパで半々。パパが授乳するときは、家では粉ミルク、外出時は液体ミルクにすることが多いです。ミルクだとパパでも簡単に授乳することができます」といった声が。
北欧のママ・パパたちのように、「乳児用液体ミルク」を日常のシーンに合わせて取り入れてみてはいかがでしょうか?
■調査概要
調査対象:現在授乳中(0~12カ月)の授乳中の子を持つ人(パパ:300名、専業主婦:350名、有職ママ(※育休を含む):350名)計1000名
調査日:2018年7月12日~14日
インターネット調査:全国
調査主体:江崎グリコ株式会社
文/原田美咲