普段どおり生活しているとなかなか気づけませんが、日本は世界でも有数の水資源を保有する国。水道の蛇口を捻るだけで安全な飲み水が手に入る国はかなり珍しく、高度な浄水技術が世界的に評価されています。今回は、水の正しい飲み方を探っていきましょう。
水分補給にベストなタイミング
今年8月に放送された『林修の今でしょ! 講座』(テレビ朝日系)では、健康に良い水の飲み方について特集しています。
体内にある水分は「汗」「尿」「呼吸」などによって排出されていき、1日の中で失われる水分量は約2.6リットル。呼吸だけでも水分がかなり消費され、夜寝ている間に平均500ミリリットルの水を排出しています。健康のためには朝起きたタイミングで水分補給することが大切ですが、一気に飲むと胃腸の負担になるので要注意。コップ1杯分(200ミリリットル)の水を飲んだら、1~2時間ほど間を空けて再度水を飲むのがポイントです。水を飲む時は、「噛むようなイメージ」でゆっくり飲むのがベター。
番組では、見落としがちな「入浴前」の水分補給についても紹介されました。入浴中は汗をかくため、お風呂を出た後の水分補給はもちろん大切です。しかし入浴中に水分が不足すると血管に負担がかかってしまうため、予め水を飲んでおくのが健康を保つ秘訣のようす。
視聴者からは、「お風呂に入る前も水を飲むべきだったのか…。考えたことすらなかった!」「水分補給って汗をかいた後に必要なものだと思ってたから、予め水を飲んでおくっていう方法は目からウロコだな」といった驚きの声が多数上がっていました。