株主優待をもらいたい企業は慎重に選んで!余裕資金で!

 

「注意してほしいのは、優待内容に目を奪われすぎないこと。たとえば、ある人気テーマパークの運営会社の場合、株主優待で1日パスがもらえますが、そのために投資する金額は100万円以上。株価が1%下がれば1日パスの料金分ダウンします。ならば普通にパスを買ったほうがいいのでは?」


と丸山さん。優待内容だけでなく、株価に対するオトク度や、その企業の経営状態も要チェックということ!


「吟味した銘柄でも値動きリスクのあるのが株式投資です。株式には、子どもの学費やマイホーム資金などに使う予定のない、“値下がりしても、値上がりを待てる”″最悪、なくなっても困らない”余裕資金で投資しましょう」

 

【権利確定日にも注意!】

株主優待を受けられるのは、その企業が決めた「権利確定日」に、株主として名簿に載っている人。注意したいのは、「権利確定日に買っても、名簿に載るにはまにあわない」こと。名簿に載るには、購入してから3営業日ほどかかる。つまり、株主優待を受けるには、権利つき最終日(権利確定日の3営業日前)までに購入する必要がある。また、権利つき最終の時期は、株価も高くなりがちなので、数か月前に購入しておくのがおすすめ。

 

明日は「株主優待で失敗しないためのポイント」をお届けします。