Q2.食器の適量は…? 

条件:献立は一汁二菜が多く、和・洋・中を作り分ける

 

A2.ご飯茶碗4個、みそ汁椀4個、ある程度大きい取り皿4枚

数学的思考から見ると、目的が重複するものをどれだけ減らせるかがポイントとなります。ご飯茶碗とみそ汁椀はひとり1個ずつ必要なので、減らせるのはおかずを盛る皿になりますね。


たとえば、おかずを盛りつける大皿1枚と、取り皿4枚がある場合、取り皿がある程度大きければ大皿は不要です。基準となるのは皿の面積で(今回は深さは考慮しないことにします)、取り皿1枚の面積が大皿の1/4以上あれば大皿は不要で、取り皿4枚にそれぞれ盛りつければすみます。丸皿は直径(半径でも可)を½にすると面積が1/4となるので、直径を比較すると考えやすいでしょう(A)。ただ、1人分のおかず2個を盛りつけるのに最適な取り皿を直径18㎝とすると、必要な大皿の直径は36㎝。ここまで大きな皿は洗ったり収納したりするのが大変なので、ある


程度大きい取り皿を4枚用意するほうがおすすめです。


収納の面から考えると、同じ場所に同じ面積の丸皿と角皿を置いた場合、角皿のほうがムダなスペースが生じないので、収納に適しているといえます(B)。

 

図解