妊娠・育児中のママ向けメディアなどを展開する株式会社カラダノートが、「カラダノートママ部」のユーザーを対象に「ママのタバコと育児」という調査を実施。タバコを止められないママは、産後3カ月以内に喫煙を再開する場合が多いと判明しました。
妊娠・出産がキッカケで禁煙するママは約6割!
同アンケートで「喫煙経験がある」と回答したママ(802名)のうち、「妊娠・出産がキッカケで禁煙をしたことがある」のは約6割に当たる483名。育てている子どもの年齢層は、1歳未満の子どもを持つママが86.5%と大多数を占めました。
しかし一方で「妊娠出産を機に禁煙したが、産後喫煙を再開した人」は、喫煙経験のあるママの15%に当たる121名という結果に。産後に喫煙を再開した時期については、54.5%が「産後3カ月以内」と回答。「産後1年未満」に再開した人は、全体の78.5%にのぼっています。
独自の喫煙ルールを決めるママも
喫煙を再開した理由も調査したところ、「(育児や夫、周囲の人に対しての)イライラやストレス」が35.5%で第1位に。この数字は、同率で第2位になった「まわりが吸っていたから」と「母乳を卒業したから」の8.26%に大きな差をつけています。喫煙を再開した理由については、「なんとなく吸いたくなった」「我慢していたから」「息抜き」なども挙がっていました。
また産後に喫煙を再開した人のうち、「子どもの前で吸わない」「子どものいる部屋で吸わない」というルールを徹底するママが57.85%もいると判明。さらに子どもへの影響を考えて、「授乳間隔があいたときなどに吸うようにしている」(5.78%)、「誤飲を防ぐために保管場所に気を配る」(3.3%)といった回答も。
ほかにも独自の喫煙ルールを決めているママは多く、「衣類にタバコの臭いがつかないように上着を着て吸う」「なるべく吸わないようにのど飴をなめ続ける」「吸ったあとは清涼菓子・歯磨き・手洗い」という工夫をしている人もいました。
■アンケート調査概要
調査期間:2018年7月29日~2018年8月5日
調査対象:カラダノートママ部メルマガ登録者で育児中のママ
回答人数:2230名
調査方法:インターネット調査
文/原田美咲