まだまだあるぞ 青森のバラエティ豊かな縄文スポット

 

image008

同じく青森市内にあるストーン・サークルが見事な「小牧野遺跡」(紀元前2000年頃)も訪れてほしい縄文スポット。「三内丸山遺跡」よりも後に作られた縄文時代後期の遺跡で、埋葬、祭祀、儀礼に深く関わる“環状列石”があるのが特徴です。

 

縄文遺跡は、ただの原っぱように見えるところもありますが、その足下には縄文人の暮らしを知る貴重な遺跡が眠っています。遺跡や出土品が教えてくれる縄文人の考えを知り、想像する豊かさを持って訪れると、一層楽しむことができるでしょう。

 

縄文に興味を持った方は、まずはつがる市と青森市を巡ると、ポップな縄文旅を満喫することができるはず。まだまだ縄文に触れたいという方は、八戸市まで南下し、全国有数の縄文漆器を展示している「是川縄文館」へ足を延ばすのも。縄文の漆芸技術を知ることができる同館は、美術館や博物館が好きな人に、特にオススメしたい縄文スポットです。

 

知れば知るほど、面白い縄文文化。何が面白いか分からなくても、土器や土偶を見ていると、「う~ん、なんでこんなところにこだわっているの?」なんて疑問がどんどんわいてきます。

 

少しでも縄文に興味があるのなら、ぜひとも東京国立博物館の特別展 『縄文―1万年の美の鼓動』で確かめてみて! そして、もし魅せられたなら、青森の縄文文化にその身を委ねてみてください。きっとせわしない日常から解放され、新しい考え方のヒントが手に入るはずですよ!

 

image009

 

◆特別展『縄文―1万年の美の鼓動』

会期:2018年7月3日(火)〜9月2日(日) 会場:東京国立博物館 平成館 時間:9時30分〜17時。金土は21時まで。日曜および7月16日(月・祝)は18時まで ※入館は閉館の30分前まで 定休日:月曜、7月17日 ※ただし7月16日(月・祝)、8月13日(月)は開館 料金:一般1600円、大学生1200円、高校生900円

 

◆JR木造駅

青森県つがる市木造房松10

 

◆四季彩喰処『華かるこ』

青森県つがる市木造若緑59−1 TEL:0173-42-5565 営業時間:ランチ月~土 11:00~14:00 (L.O.13:30)      ディナー月~土・祝日17:00~23:00 (L.O.22:30) 定休日:日曜日

  

◆特別史跡「三内丸山遺跡」

青森県青森市 大字三内字丸山305 TEL:017-781-6078 開館時間:4月 1日~5月31日、10月1日~3月31日  午前9時~午後5時      4月28日~ 5月 6日、 6月1日~9月30日 午前9時~午後6時 (※入場は終了時間の30分前まで) 入館料 : 無料(駐車料金・遺跡の入場料も無料です) 休館日 : 年末年始(12月30日~1月1日)

 

◆史跡「小牧野遺跡」

青森市大字野沢字沢部108-3 TEL 017-757-8665 縄文の学び舎・小牧野館(青森市小牧野遺跡保護センター) 開館時間:9:00~17:00

 

◆八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館

青森県八戸市是川横山1 TEL:0178-38-9511 開館時間:9:00~17:00 ※入館は16:30まで 休館日:月曜日(第一月曜日、祝日・振替休日の場合は開館)        祝日・振替休日の翌日(土・日曜日、祝日の場合は開館)     年末年始(12/27~1/4)  利用料金:個人/一般250円 高校・大学生150円 小・中学生50円       団体/一般130円 高校・大学生80円 小・中学生30円

 

取材・文/我妻アヅ子