「ブラッドレーのせい求書」

ある朝、ブラッドレーが二階からおりて朝食のテーブルについたときのことです。
ポケットから、一まいの紙を出すと、お母さんのお皿の横に置きました。
お母さんはそれを開きました。
けれども、お母さんは、その紙に書いてあることを本当だと信じることができませんでした。
ブラッドレーの置いた紙は、次のようなせい求書だったのです。

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お母さんは、にっこりと笑って何も言いませんでした。

そして、お昼の時間のとき、お母さんはブラッドレーのお皿の横に、四ドルのお金を置きました。
ブラッドレーはそれを見て、自分の取引きがうまくいったと考えて、喜びました。
けれども、そこには、お金といっしょに、一まいの小さなせい求書がありました。
そこには、次のように書かれていました。

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これを読んだブラッドレーの目は、なみだでいっぱいになりました。