いまや老人会?!「町内会」の行く末はいかに
でも、いまの子育て世代は忙しい。時間があったら自分の自由に使いたいし、町内会につきあっちゃいられないと感じるのも無理はありません。 みんなが町内会の行事に喜んで参加していた、SNSなどなかった時代…その名残だけが遺物のように残り、役員交代だけが連綿と続いているのは、な~んかずれてる感じ。 確かに世代を超えた地域のつながりは、あったほうがいいのでしょう。やさしいおばあちゃんに浴衣を着せてもらったり、近所の昔の話を聞くのは楽しかったし、近所に顔見知りが増えるのはいいものです。 いろいろな世代の知恵を結集し、みんなが無理なく参加できるスタイルが築けないものだろうか…そう感じつつも、「きっと改革もできず、重鎮に叱られつつ1年が終わるんだろうな」と思った夏祭りでした。
文/のざわやすえ
出版社での編集を経てフリーに。ライター・エディター活動の一方で、主婦雑誌で培った知識をもとに「暮らし方アドバイザー」として、整理収納や家事タスクのアドバイスでも活動中。また、趣味のソーイングではオーダー業も。働きながら育てた一男一女は、この春から高2、高1に。