KIXF564_jk
(C) 中村文則/講談社 Ⓒ2017「悪と仮面のルール」製作委員会

 

イイ男には“悪”がよく似合う!

 

今回ご紹介する『悪と仮面のルール』での玉木宏は、爽やかでも、コミカルでもありません。悪の佇まいがよく似合うダークな役どころです。愛する人のために殺人を繰り返す男の“究極の愛”の物語をご紹介します。

 

映画『悪と仮面のルール』のあらすじ


 

悪になるために生まれた男

 

玉木宏演じる久喜文宏は、11歳の時に父親から衝撃の事実を告げられます。それは、自分が絶対的な悪、つまり、“邪”となるべく作られた人間であるということです。さらに、父親は文宏を完全な邪とするために、文宏の初恋の相手・香織(新木優子)に危害を加えようとします。この父親、文宏を完全な邪とするためには手段を選びません。愛する人を守るため、文宏は父親を殺して失踪してしまいます。

 

それから十数年後、文宏は顔を変えて“新谷弘一”としてまったく別人として生きることとなります。自分の過去はすべて捨て去って…。しかし、愛する人を守る人生は顔を変えても続いていきます。文宏は、香織を守るためさらに悪に手を染めることを決意するのですが…。