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ついにやってきた帰省シーズン。昔は、まとまった休みを取り家族みんなで帰って実家でのんびり…というのが主流でしたが、現在の働くママたちの帰省事情はどんな感じなのでしょうか?CHANTOモニター120人に調査しました!

働くママへ帰省に関するアンケート


[アンケート1 夏休みの帰省について]

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©︎CHANTO調べ

忙しい夏は「帰省しない」が3割に!

今回集計したアンケートの結果によるとこの夏、帰省すると回答した家庭は全体の54%。内訳としては「それぞれの実家に帰省する」が21%、「毎年、夫の実家に帰省する」20%、「毎年、妻の実家に帰省する」が13%と分かれました。そして、「帰省しない」というママが30%と意外と多い数字に。夏季休暇がまとまってとれない、夫と休みが合わないという理由で帰省しない家庭が多いようです。また、実家が近く普段から連絡を取り合っているので気合を入れて帰省しないというママも。遠方の実家でも通話アプリなどで子ども顔を見せての会話もできますし、帰省が夏の一大イベントであるという認識は変わってきているようです。

[アンケート2 それぞれの実家に滞在する日程について]

 

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©︎CHANTO調べ

滞在日数は、夫の実家の方がやや少ない結果に

帰省するというママに、それぞれの実家に滞在する日にちを尋ねたところ、全体的に妻の実家への滞在日数がやや多い結果に。しかし、「日帰り」が夫実家では43%、妻実家では34%と共通して多く、宿泊する場合も2泊3日がメインとなっています。かつてのような夏休みまるまる実家に滞在するというスタイルは少なくなっており、帰省がコンパクト化しているといえそうです。 また、いざというとき頼れるように、実家の近くに住んでいるという家庭も多く、帰省も日帰りでというスタイルが多くなっているようです。「昼ご飯をみんなで食べるくらいです」「電車で1時間程度離れているだけなので、帰省というよりは日帰りで遊びにいく感覚です」というコメントもありました。

[アンケート3 義理の実家に帰省する際に気をつけていること]

 

やっぱり気にする「手土産」
その他、マナーやおつきあいで苦労が…

夫の実家に帰るとき、ママはあれこれ気をつかってしまうもの。一番気を配っているのはどういった点なのでしょうか? 「夫の実家に帰省する際に、気をつけていることは?」という質問をしたところ、「マナー」や「お手伝い」を抑え、1位は「手土産」という結果に。短期間の帰省が多くなったためか、滞在中の行動に気を配るよりも、ファーストインプレッションに注力するようになっているようです。 また、「マナー」については、「あまりベラベラしゃべらない」「してもらったことの感謝を伝える」「波風立たない話題を選ぶ」などが例としてあがりました。  その他に気をつけていることとしては、「滞在のプラン、スケジュールを伝えておく」「義実家からもらった服を子どもに着せていく」など、短い滞在期間でもめいいっぱい楽しめるような配慮をしているようです。

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[アンケート4 妻の実家に帰省するときに夫の居心地が悪くならないように気をつけていること]

意外にも1位は「気をつかわない」!?

ちなみに、「妻の実家に帰省する際に夫に配慮することは?」という質問をしてみたところ、「気をつかわない」という回答が1位に。「夫も気兼ねなく過ごしているので、特に気をつかわない」という答えが多くあがりました。義実家といえば、特に口下手男性は苦手とするところかと思いきや、最近は意外にものびのび過ごせる夫が増えているのかもしれません。 ただし、なかにはフォローをしてあげるママもいるようで、「夫ひとりで出かける時間を作ってあげる」「話が合いそうな義理の兄弟を呼ぶ」など、夫がリラックスできるように配慮しているという声も。

せっかくの滞在だからゆっくりしてもらいたいというママの愛が感じられますね。

[アンケート5 手土産について]

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お菓子以外の食品や調味料が狙い目!

 

最後に、ママたちがいちばん気をつかっているという「手土産」について。「オススメの手土産はなんですか?」という問いを記述式で回答してもらいました。 いちばん人気はその土地でしか買えないお菓子。「鳩サブレー」「とらやの羊羹」などの定番に加え、「十勝甘納豆屋のぱりぱり最中がおすすめ。最中とあんこが別になっていて、食べる直前に最中にはさんで食べます」、「銀座あけぼのの水まんじゅう。つるんとしていておいしいです」など和菓子が人気!おかきなどの人によっては食べるのがつらいものは避けた方がいいというコメントもありました。



また、お菓子以外の食品や調味料が狙い目と答えたママも意外と多く、手土産に迷っているママには参考になりそうです。


佃煮を持っていくというママは「親戚がたくさん集まるので、甘いお菓子はたりています。なので私はご飯のお供になる佃煮などを持って行きました。日持ちするし、粗食の祖父母は喜んでくれましたよ!」という、納得の理由を教えてくれました。


ほかにも、「毎年、そうめんにしています。日持ちするし、よく使うので。子どもが遊びに行ったときに”おばあちゃんがそうめん作ってくれた”とよく言ってたので、ちゃんと食べてくれてるんだなと実感しています。特に夫の母は、糖尿病なので、甘いものが食べられないので、そうめんにしました」と家族のことをよく見て選んでいるママも。


どんな家庭でも使う「茅乃舎」のだしセットをあげたママも多く、悩んだ時には選んで間違いない手土産といえそうです!


また、食べ物以外でぜひ参考にしたいのが、「子どものアルバム」。


とあるママは「アプリで注文できるタイプのアルバムを作って持っていきます。20枚ほど選べて分厚くならず、”運動会のアルバム””発表会のアルバム”など、気軽に近況報告がてら渡せて、喜ばれますよ」と教えてくれました。これなら、おじいちゃんおばあちゃんも孫の様子を見られて嬉しいですよね。アプリでささっと注文出来るのも、ちょっとした空き時間に進めておけるのでママの負担も少なくて済みますし、いつも話題に困るというママには使えるアイデアです。

働くママも増えたことにより、コンパクト化している夏の帰省。短い期間の滞在でも両親に普段の感謝を伝えて、お互い気持ちよく過ごせるような帰省になるといいですね。

取材・文/阿部祐子