仕事のブランクが復帰の妨げにも


実際、専業主婦を経て仕事に復帰した人はどんな思いを抱えているのでしょうか。ネット上で専業主婦から職場へ戻った人の体験談を覗くと、「7年空いたから、わりと簡単そうなアルバイトから始めたよ」「子どもが小学校上がったら、調理師免許持ってたんで給食センターで働き始めました」「最初からフルタイムで復帰しちゃってかなり辛かったなぁ」などの声が。また「ブランクが長くて不安だから、なかなか前に踏み出せない…」との声も目立ち、空白期間が大きな壁になっていることが伺えます。

 

「子どもが大きくなるまでは仕事を休みたい」という場合は育休制度も利用可能ですが、利用できる期間はごくわずか。法令によって定められた育休期間は“子どもが1歳6か月になるまで”で、厚生労働省の調査では育休制度を設けている事業所の9割近くがこの基準を採用しています。さらに同調査によると、育休期間が“1歳6か月から2歳未満”と半年延びただけで、基準を採用する事業所は4.6%にまで激減。こうしたデータを考えると、ながく子どもに寄り添いたい場合は、退職や時短勤務を選択せざるを得ないケースも少なくないよう。

 

専業主婦であってもなくても、子どもの受験はサポートしたいもの。努力とサポートが実り、家族みんなで合格の喜びを分かち合えるといいですね。