熱中症対策の様々な取り組み
文部科学省が昨年行った「公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況調査」によると、いまだに全国の公立小中学校ではエアコンの設置率が41.7%と半数以下にとどまっています。また地域によって設置率に大きな差があることも浮き彫りに。北海道などの涼しい地域を除いてみても、愛媛県が13.2%、長野県でも8.6%と際立って低い都道府県が存在します。
全国的にはまだまだ対策が十分とは言えない状況ですが、一部では熱中症を予防するための様々な取り組みが始まっているようす。愛知県生駒町では、ふるさと納税に「小中学校エアコン設置コース」を導入。市内の小中学校にエアコンを設置するための予算として、寄付を募っています。同様の取り組みは、過去にも福岡県大川市などの自治体で成功を収めていました。
そのほか日野市の「明星大学」では、熱中症対策として学内の自販機で塩分を含んだ水を取り扱うように。世間の風潮もあり、今後はさらに色々な場所で対策が進んでいきそうですね。