埼玉県熊谷市では国内観測史上の最高気温41.1℃を記録するなど、歴史的な猛暑となった今夏。日本各地で熱中症による被害が続出し、予断が許されない状況になっています。そんななか、学校の“対応ミス”が問題視されるケースも起こっているようです。
愛知県で起こった熱中症事故
7月17日、愛知県の小学校で熱中症による死亡事故が起こりました。Twitter上では名古屋大学准教授で作家の内田良さんが事故について言及し、大きな話題を呼んでいます。
亡くなった小学校1年生の男の子は、校外学習中に体調が悪化。その後、教室で過ごしている内に意識を失って、病院に運ばれる事態になったそうです。内田さんは校外活動を続行したことや教室にエアコンが設置されていなかった点を問題視しているようで、「今回の小一男児の熱中症死は、校外学習の意志決定から教室内での死亡に至るまで、さまざまな場面において確実に防げた事故だ」とコメントしていました。
事故を知った人からは、「ひどすぎる事故だと思います。水分補給について指導したりやるべきことは色々あったはず」「自分で体調を管理できない子どもだからこそ、学校でちゃんと判断してあげないと」「校外学習なんていつでもできるのに…。もし猛暑の中でやるとしても、あらかじめ対策しておくべき」と学校側の対応を批判する声が続出。
また教室の設備不足を指摘する声も多く、「全国の教室にエアコンが設置されるように、今すぐ改革が必要だと思います」「エアコンを設置してもらわないと、安心して子どもを学校に送り出せない」という意見が上がっています。