イメージ通りの「くんちゃん」がそこに居た!
細田監督は、くんちゃんを演じるのは小さい子役さんか、ベテランの大人の女性をイメージして探していたのだそう。ある日ふと、上白石さんに「くんちゃん役をやってみて」と依頼したところ、「あ、くんちゃんだ!」とイメージ通りのくんちゃんを見せてくれた上白石さんの演技を絶賛。高校生の女の子の中に4歳の男の子の魂があるなんて思いもしなかった、固定概念をぶち壊してくれたのが上白石さんの演技だったと、当時の様子を振り返っていました。
普段からサントラを聴くのが大好きだという上白石さん。お気に入りのサントラは、『おおかみこどもの雨と雪』なのだそう。高木さんの音楽について、「生活に溶けるというか、日常を彩ってくれるなと思います」と幸せそうな表情で語る姿が印象的でした。
普段は、絵コンテが出来上がったところで曲の制作を依頼するという細田監督。しかし、今回は最初から高木さんに頼もう!と決めていて、シナリオの段階からやり取りをスタートしたのだそう。「むしろ、高木さんのデモを聴きながら絵コンテ描いていたかも」とコメントしていました。