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4年に1度の熱戦が連夜繰り広げられている、サッカーの祭典FIFAワールドカップロシア大会。残念ながら決勝トーナメント第1回戦・対ベルギー戦で、後半アディショナルタイムでの逆転負けという歴史的な惜敗を喫した日本。日本サッカー史上初の「ベスト8」が見えていただけに、日本中が残念がりつつも、闘志あふれるプレーを見せてくれた日本代表には拍手喝さいでしたね。 そんな感動を与えてくれた侍ブルーに感謝を込めて、ロシア大会で大活躍した日本代表選手や対戦国に関する「へぇ~」なお話を、大会のおさらいがてらお届けします! (信じるも信じないも、あなたしだいです)

 

 

「大迫半端ないって~!」の生みの親には一銭も入らない!?


 

 ワールドカップ2018年ロシア大会で一躍名を挙げた選手と言えば、第1戦の対コロンビア戦で値千金のゴールを決めた大迫勇也選手でしょう。

 

 この時、スタジオで掲げられた「大迫半端ない」という応援ボードで話題になった「半端ないって!」は、いまや今年の流行語の最有力候補とまで言われるほどの人気に。といってもこのキャッチフレーズは今大会で生まれたものではなく、9年前の高校時代にスーパープレーを連発した大迫選手に、対戦高校の中西隆裕主将が「大迫半端ないって~!!」と絶叫する姿がテレビで報じられ、あまりにインパクトの大きな映像に、サポーターの間で応援ボードやTシャツがつくられるなどの大人気となった定番ネタなのです。

 

 しかしこの「半端ないって」の生みの親である中西さんは、その後、大学でもサッカーを続けましたが、卒業後はメガバンクへ就職し、サッカーの第一線を退いています。サポーターの応援ボードぐらいならともかく、業者が大量に生産して販売しているTシャツなども、本人には許可を得ていませんが、「半端ないって」のワンフレーズぐらいではなかなか著作権は認められにくいようです(ただし、中西さんの絶叫する顔写真などを無断で使った場合は、肖像権の問題が発生します)。

 

生みの親なのになんの恩恵にあずかっていないのは気の毒な気もしますが、現在は有能な営業マンとして働いているという中西さんにしてみれば、営業トークとしてこれ以上のネタはないかも!?

 

 

1回のごはんで16回おかわり!?“半端ない”大迫勇也伝説


 

その大迫勇也選手は、涼しげなたたずまいで女性人気も高く、次世代の日本代表をになう大物ストライカーとして期待されています。

 

対戦国の筋骨隆々とした選手に混じると細身にすら思える大迫選手ですが、中学時代はごはんを16杯おかわりするなどしてからだを作ってきたという“半端ない”伝説の持ち主。

 

負けず嫌いな性格で知られる大迫さんですが、「半端ないって!」が人気となり、大迫選手の応援フラッグに自分ではなく中西さんの顔が描かれ大迫選手の名前がないという逆転()現象が起こった時も、「いいんじゃないですか」と余裕の笑みを浮かべていました。

 

サッカーに対してはとにかくストイックで、高校時代に最後の試合を終えてみんなで「お菓子を食べよう、夜更かししよう」となった時、チョコ1かけを食べて夜9時には寝ていたという話も伝わっています。

 

熱戦を繰り広げた日本は世界の話題をさらい、エースストライカーの大迫選手は、海外でも「HANPANAI」が紹介されるなど、特に注目を集めています。現在はドイツ・ブンデスリーガのヴェルダー・ブレーメンで活躍していますが、さらなる飛躍が期待されます!