そんな秀明の行動を「男なら誰しもあり得る」と力説するのは、10年の結婚生活で何度か不倫を経験したという佐々木幸雄さん(仮名/41歳)。
「男が妻以外の女性と関係を持つときって、正直あまり深く考えてない。雰囲気に流されることもあれば、好意を寄せられてうれしくてとか、好みのタイプをモノにできそうとか…夫や父親である自分とは切り離された“一人の男”として、目の前の女性を見ている感じなんです。
だから、秀明が綾子の儚げな雰囲気に惹かれついホテルへ車を走らせちゃったのは、ある意味自然な行動かと。あのシチュエーションに立たされたら、たぶんほとんどの男性が同じことをすると思いますよ(笑)」
一家の大黒柱でありながら、後先考えず流されてしまうのは何とも無責任な行動と感じますが、佐々木さん曰く、「家族を捨てるつもりもないし、相手が既婚者なら『お互いに家庭を壊さず楽しもう』って暗黙の了解があるから、なおのこと家庭とは別問題。
毎日晩酌していてもたまに外で飲みたくなるようなもので、バレなきゃOKなんです。それなのに、クレジットの明細でバレちゃうような秀明の詰めの甘さは、男が本能のまま不倫をしてしまうなによりの証拠でしょう」とのこと。
そのため、綾子が秀明の家族にまで介入しはじめた様子に「秀明は相手が悪かったとしか言いようがないですね。『あなたを愛していません』って土下座する姿は、家庭を壊すつもりなく手を出しちゃった男心がよくわかるシーンだったと思いますよ。僕はあそこまでできませんが……」と、“不倫はしても家族第一”を強調していました。