「汚れはためこめばためこむほど落ちにくくなり、掃除に時間がかかります。私がおすすめしているのは、掃除の時間を設けない〝ついで掃除〟。これなら、つい掃除をあとまわしにしてしまう人でも続けられます」と大津さん。
たとえば、歯みがきのついでに洗面台をふく、料理をしながらコンロをサッとふく…習慣にすれば、わざわざ掃除の時間を作る必要がなくなります。
「そのためには掃除道具を身近に置くこと。また、ゴシゴシこすらなくても、時間を味方につけて汚れを浮かすコツを知っておくだけで、掃除がぐんとラクになりますよ」
重曹、クエン酸で汚れを分解する
重曹やクエン酸は環境にやさしく、肌にも安心な素材。重曹は弱アルカリ性なので酸性の油汚れに、クエン酸は酸性なので蛇口や鏡の水アカなどアルカリ性の汚れに効果的。
ホットクエン酸スプレー
スプレーボトルに42度のお湯100㎖を入れ、クエン酸を小さじ½加えてよく振る。1回の掃除で使いきるくらいの分量にするのがコツ。
鏡にホットクエン酸スプレーを吹きつけ、ラップでパックして15分以上おく。浮いた汚れをはがしたラップでそのままこするだけでピカピカになる。
ホットクエン酸スプレーを直接蛇口に吹きつけ、古歯ブラシでこするだけ。蛇口の細かい部分にたまった水アカやカルキ汚れが浮き、スッキリ落ちる。
ホット重曹スプレー
スプレーボトルに42度のお湯100㎖を入れ、重曹を小さじ1加えてよく振って溶かす。重曹は水に溶けにくいので、必ず40度以上のお湯を使って。
コンロにホット重曹スプレーを吹きつけて浮かせ、まるめたラップで油汚れをこするとよく落ちる。ラップは何かに使ったあとのものでよい。
調理台の汚れには、キッチンぺーパーを置いてホット重曹スプレーを吹きつけてパックする。15分以上おくと汚れがゆるみ、軽くふくだけできれいに。
身近なもので簡単に掃除するコツ
たとえば、歯みがきのついでに洗面台をふく、料理をしながらコンロをサッとふく…習慣にすれば、わざわざ掃除の時間を作る必要がなくなります。
「そのためには掃除道具を身近に置くこと。また、ゴシゴシこすらなくても、時間を味方につけて汚れを浮かすコツを知っておくだけで、掃除がぐんとラクになりますよ」
教えてくれたのは…掃除収納マイスター1級認定講師 大津たまみさん