ABBAの名曲に体が動き出す
結婚式直前にあれやこれやと騒々しいストーリー展開なのですが、流れてくるABBAの名曲たちに、体が自然と動き出します。「ソフィの父親は誰?」「ドナも父親がわからないの?」などと気になることはたくさんあるのですが、すべてを忘れて「え〜ぃ!歌って踊って楽しんじゃおう!」という気分になるのです。
どこを切り取っても名曲ばかりですが、特におすすめの楽曲が流れる3つのシーンをピックアップします。
まずはタイトルにもなっている「Mamma Mia」です。ソフィが友人に父親のことを話すシーンで使われています。うれしそうな表情のソフィと、突然の告白に困惑する友人の表情が入り混じるとても興味深いシーンです。内容だけ聞くと、かなりシリアスなのですが、軽快な曲なので、まるで楽しいことが起きているかのように感じてしまいます。
2曲目は、この作品のメインシーンといっても過言ではありません。「Dancing Queen」をバックに、ドナと仲間たちが楽しく踊りまくるシーンです。元恋人が3人同時にやってくるという“パニック状態”なのですが、なぜか心踊ってしまうという女心。締めには、海にまで飛び込んでしまうというハイテンションなドナに注目してください。
そして、エンディングの「Waterloo」。散々ドタバタ劇を繰り広げた面々が大集合し、歌ったり踊ったり。いろいろあってもみんな幸せ!というおめでたいシーンでもあります。