子育てや家事で片づけに手がまわらないのは、ママみんなの悩みですよね。自身もまったく片づけができず、いわゆる“片づけられない女”だったという、ライフスタイリストの小脇美里さんが、片づけに目覚めたきっかけは? 人気エディターの経験や保育士資格を持つ視点から生まれた、整理整頓が楽しくなるスモールアイディアをたっぷり教えていただきました。
小さな頃から整理整頓がとても苦手
一念発起したのは妊娠がきっかけでした
父も母も妹も“超”がつくほどのキレイ好きで、物心ついたころから我が家が散らかっていることがありませんでした。私は片づけられない子だったのですが、家族はみんな整理整頓のエキスパート。私がちょっとでも汚したりお片づけしなかったりすると即座にピシッと美しく整えてくれていて。朝パジャマを脱ぎっぱなしで出かけると帰ってきたらパジャマは洗って畳まれてベッドの上に置かれている、そんなお姫様みたいな(笑)生活をしていました。 結婚してからは頑張ろうかな、と思っていたのですが、夫が寛容な性格で(笑)、お互い仕事が忙しかったのもあるのですが、家じゅうが散らかっていても特に怒られることもなく、忙しいを言い訳に、いつも散らかった状態でした。 妊娠をきっかけにあるとき、編集者として企画を担当したつもりで色々と調べたのです。 そのころ、空前のお片づけブームで色々な本も出ていたので、不得意分野だっただけにとにかく色んな本を読んで大研究。編集の仕事って、テーマを与えられると一瞬でもその事項のエキスパートにならなくてはいけないんです。編集魂も発揮して、頭だけは整理整頓が超得意になりました。 そのころちょうど妊娠が分かって、「赤ちゃんが生まれる前までにこのお部屋を片づけないと本当にマズいかも」と一念発起。整理収納アドバイザーのライセンスも取得して、たくさん読んだ本の中からいいとこ取りをして、私なりの整理整頓術を考えたのです。