日常的に非常食を食べて、食べたら買いたす「ローリングストック」。以前放送の『ニュース シブ5時』(NHK)では、ローリングストックを叶える「缶詰レシピ」が紹介されました。火も水も使わない缶詰レシピに挑戦してみませんか?

缶詰の汁を使った冷製スープ!?

番組では、食物栄養学博士・料理研究家の青木敦子さん考案の缶詰レシピが登場しました。用意する缶詰は、カットトマトの水煮缶、ホールコーン缶、いわしのかば焼き缶の3種類。これらの缶詰から2品の本格的なイタリアン料理が完成します。

 

最初に「冷製トマトスープ」のレシピを紹介します。このレシピのポイントは、水なしでスープを作ること。水のかわりに缶詰の汁を使います。缶詰の汁に含まれている水溶性ビタミンやうまみ成分を無駄にしないレシピですよ。

 

まず、カットトマトの水煮1缶とホールコーン1缶のそれぞれ汁のみをボウルに入れます。乾燥わかめ小さじ1/2、2倍濃縮のめんつゆ大さじ3、はちみつ小さじ1と1/2程度をボウルに加えて混ぜ合わせてください。ホールコーン1缶の具の半量をポリ袋に入れ、めん棒で叩いて潰します。

 

潰したコーンをボウルに加えて器に盛り付けたら、コンソメ味のポテトチップス20gをトッピングして完成。水を使わない濃厚なスープがとても美味しいですよ。

いわしのかば焼きを使った本格イタリアン

次に紹介するのは「いわしのトマト添え」のレシピ。先ほどのレシピで残ったカットトマトの水煮缶とホールコーン缶の具が活躍します。まずは、いわしのかば焼き2缶の具のみを器に盛り付けましょう。タレは調味料として使うので残しておいてくださいね。

 

続いて、いわしのかば焼きの具にオリーブオイル大さじ1とシナモンパウダー適量を振りかけます。青木さんによると、シナモンパウダーはいわしの臭みを和らげてうまみと甘みを引き立たせる役割があるそうです。

 

カットトマトの水煮1缶の具、ホールコーン1缶の具の半量、オリーブオイル大さじ2、お好みのハーブ適量、いわしのかば焼き2缶のタレをボウルに入れてよく混ぜたら、いわしのかば焼きの上に盛り付けて完成。加熱調理をしなくても、缶詰だけで本格的なイタリア料理が楽しめます。

100円の缶詰で作る絶品なめろう

ここまで『ニュース シブ5時』で登場したレシピを見てきましたが、料理研究家のリュウジさんも自身のYouTubeで「缶詰レシピ」を掲載中。100円の缶詰を究極のおつまみに変えるレシピ「サバ缶と冷凍オクラの塩なめろう」のレシピを詳しく見ていきましょう。

 

冷凍オクラ75gをレンジで1分40秒加熱して解凍したら、サバの水煮缶1/2缶分と一緒に包丁で叩きます。オクラの「粘り気」がなめろうらしさを出してくれるのがポイントです。

 

白だし・ごま油各小さじ2、お好みで塩ひとつまみ、黒こしょう適量、レモン汁小さじ2/3を加えてよく混ぜましょう。ポイントは、黒こしょうを「思ってる3倍」の量を加えることです。小ねぎ・いりごま各適量を散らし、真ん中をくぼませたところに卵黄1個分をのせたら完成。

 

視聴者からは「超簡単にできる激ウマおつまみ!」「明日作りたくなります」など好評の声が続出しています。

 

火も水も使わない缶詰レシピは、普段から作り慣れているといざというときに便利。ぜひ、紹介した缶詰レシピに挑戦してみてくださいね。

文/牧野聡子
参照/NHK公式サイト「缶詰で! 冷製トマトスープ」https://www.nhk.or.jp/lifestyle/recipe/detail/603823.html
NHK公式サイト「缶詰で! いわしのトマト添え」https://www.nhk.or.jp/lifestyle/recipe/detail/603824.html
料理研究家リュウジのバズレシピ「100円の缶詰があっというまに最高に酒が進む究極の酒泥棒おつまみになる【秒殺塩なめろう】」https://www.youtube.com/watch?v=4tWNOrh-5Gk