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毎晩続く夜泣きにいつまでつき合えばいいの…!?トイレトレーニングが終わらない…!など、育児の悩みはつきません。どうしてもうまくいかない…。自分を追いつめそうになったとき、ほかの国の育児事情に目を向けてみませんか?日本ではあたりまえとされていた育児論も、意外と海外では誰も知らなかったなんてことも。視野を広げることで、気持ちがラクになるかもしれません。アメリカと日本での育児経験をもとに、ぜひ知ってほしい、海外の育児情報を定期的にお伝えします。

 

 

 

[第2回|米国ママのオアシス]

実は日本のスタバも子供連れに優しい!?


日本ではまだまだ仕事や勉強をしている人が多い印象のスターバックス。出かけた先でふとお茶したくなっても、あの雰囲気。子供連れで入るのはけっこう勇気がいりますよね…。しかし、アメリカではママたちが子どもと気軽に利用しているんです!今回はアメリカのママたちとスタバの関係、そして子連れ利用するときのコツについてお届けします。

 

アメリカのスタバでも日本と同じように、多くの人が仕事や勉強をしています。しかしそのいっぽうで、子供連れのママもいっぱい。新生児を連れたママさんや、授乳しているママもいるほどなんです!信じられませんよね。

 

アメリカ在住のママによると「スタバは、”ママにとってすごく便利”というイメージ。ベビーカーの入れるだけのスペースがあって、トイレがあって…。しかもこちらのスタバには、パウチジュースやロリポップ型のケーキなど子ども向けの商品がいっぱい並んでいるので、子供連れでも入りやすいんです」。

 

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▲アメリカのスタバの子供用ジュース

 

そんな話を聞くとうらやましい限り…!しかし実は、日本のスタバもキッズフレンドリーなのを知っていますか? 通常のメニューにはありませんが、店員さんに頼むとキッズドリンクメニューを出してもらえるんです。日本のキッズメニューでは、ミルクやココア、パックジュースなどが利用できます。

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店舗によってはキッズチェアがあるところも。さらに2018年1月には目黒にキッズスペースがある店舗もオープンしており、子連れでも利用しやすいところが増えています。また、妊娠中や授乳中のママに嬉しいデカフェの飲み物も通常の金額にプラス50円でオーダー可能なんです。ラテやキャラメルマキアートなど、お気に入りのメニューを罪悪感なく楽しめますよ!

スタバはテラス席もおすすめ


しかし、店内で子どもが騒ぎ出してしまうとやっぱり周りの目は気になるもの…。そんなときには、テラス席を利用するのはどうでしょうか?西海岸在住のママによると「こちらではスタバより、ブルーボトルコーヒーなどのサードウェーブのコーヒーチェーンを子供連れで利用するときに気をつかいます。私はそんなときはテラス席を選んで座ります。子どもが騒ぎ出しても、ほかのお客さんに迷惑がかかりにくいです」とのこと。ショッピングモール内のスタバであれば通路に面した席を利用すると、子どもの声が店内に響きにくいそうです。

 

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また「赤ちゃんと一緒なら、昼寝の時間に合わせてみては?」と提案してくれたのは、子どもが4ヶ月くらいの頃から毎日のようにスタバに行っているというアメリカ在住のママ。「息子が小さいときはベビーカーで寝せて、その間の40〜50分はコーヒーを飲みながら読書したり友達とラインしたりしていました。子どもが起きたら飲み物を持って出ると決めて行くと気分的にも楽でした」。店舗によりますが、午前中早めは空いていることが多いのでその時間帯を狙うのもおすすめです。 ハードルの高いように感じる子連れスタバですが、少し工夫すると周りのお客さんにも迷惑をかけず過ごすことができます。たまにはママもゆっくりコーヒーを楽しんじゃいましょう!

 

取材・文/阿部祐子