12月に放送された『日曜日の初耳学』(TBS系)には、俳優の松山ケンイチさんが登場。出演作品への思いや自身のターニングポイント、東京と地方の二拠点で暮らす現在の生活と子育てについて語っています。
生きることを遊ぶ? 俳優・松山ケンイチさんの人生を変えた言葉
2001年に開催されたオーディションで、1万6千人超からグランプリに選ばれ芸能界入りした松山さん。ドラマ『ごくせん 第1シリーズ』(日本テレビ系)で俳優デビューして以降、映画『DEATH NOTE』など数多くのヒット作に出演しています。松山さんは同番組の大人気企画「インタビュアー林修」にゲストとして登場。自身の人生観や子育て法などを本音で語っていました。
松山さんが27歳の時に出演した大河ドラマ『平清盛』(NHK)。主役という重圧と戦い続けたことで人生観が変わり、自分にとって宝物の作品になったそうです。作品のテーマ“遊びをせんとや生まれけむ(遊ぶように生きる)”は今も松山さんが大切にしている言葉。「『仕事、仕事』っつって仕事してても、何か僕は疲れるだけ」と話し、子どもにもその生き方を教えたいといいます。
“力むことをやめ、遊ぶように生きる”転機となった作品が映画『聖の青春』。こうあるべきという枠に自分を押し込んでいた20代とは違い、力みから解放されて楽しんで作品に臨めるようになったといいます。
東京と地方の二拠点生活… 失敗を通じて次に進むステップを遊ぶように楽しむ
36歳となった今では、私生活でも力を抜くように心がけているという松山さん。2019年から都会を離れ、東京と地方の二拠点生活を始めました。
もともと畑をやりたかった松山さんは、自然の中で農業をすることで“一からやって失敗したかった”そう。最初から上手くはいかない野菜作りですが、失敗を通じて次に進むというステップを遊ぶように楽しんでいるといいます。また豊かな人生を過ごし、遊びの中から生まれる“多様性”を培って役を通して表現していきたいとも話していました。
松山さんは、子どもたちが小学生に上がるタイミングで二拠点生活を開始。今は子どもたちが「東京帰りたくない」とまで言い出すほど、地方での暮らしを気に入っているといいます。自然の中にいそしむ暮らしは、自分だけでなく子育てにも良い影響を与えるのではないでしょうか。
ゲームは一緒に楽しむだけではなく怖さも教えてあげる
自然の中での暮らしを大切にしつつ、子どもと一緒にゲームを楽しむことも多いという松山さん。以前放送された『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)にゲスト出演した時は、子どもがオンラインで遊ぶ際に注意していることを明かしていました。
オンラインゲーム『フォートナイト』(Epic Games)にはまっているという松山さんの息子。ゲーム好きな松山さんも一緒に、知人も交えて息子とゲームをするそうです。しかし子どもだけでオンラインゲームをやることもしばしば。そういう事態を想定して松山さんは、ゲームをするときは個人情報を明かさないようにと息子に念押ししているといいます。
自分の情報を他人に話すということは、自分に危険が迫ってくることなのだと伝えたうえでゲームをさせている松山さん。子どもを守るためにも、オンラインゲームの怖さも一緒に教えているようです。
松山さんの考え方や子育て法は、子育てに悩むママたちのヒントになるのではないでしょうか。
文/牧野聡子 ※画像はイメージです
参照/『日曜日の初耳学』公式サイト「松山ケンイチの俳優人生を変えた『遊ぶように生きる』という考え方」https://www.mbs.jp/mbs-column/mimi/archive/2021/12/08/023422.shtml