経済評論家として数々の番組に出演しながら、中央大学ビジネススクール客員教授としても活躍する勝間和代さん。勝間さんは今までの経験を活かし、自身のYouTubeチャンネルでさまざまな持論を展開しています。

脱力こそが最高のパフォーマンスを生む!

勝間さん曰く、シナリオやプロンプトがあると逆に緊張してしまい、思い通りのパフォーマンスを発揮できなくなるといいます。意外にも「適度に脱力しているときほど高パフォーマンス」に。ゆるく力を抜くことで、物事がより良く見えるようになり、それが良い結果につながると語っていました。

 

脱力とは、意識の力を外していること。脱力していると指先が温かくなり、血流が良くなります。その結果、緊張がほぐれてリラックスした状態に。「無意識が主役となって意識が脇役となる状態をどうやったら作れるか」を目指していくと、パフォーマンスの自由度がアップするそうです。

 

まずは、ゆるく力を発揮できるような場面を少しずつ作ってみることが大切。普段気を張りすぎな方は、脱力を意識してみるといいかもしれません。

抜け道上等! 正攻法とうまくバランスをとることが近道に

また勝間さんは「抜け道上等の精神を貫く」重要性も紹介。何事も正攻法で進めようとすると、いくら時間やお金があってもたりないと主張しています。

 

ここで言う“抜け道”とは、正統派の道ではなく、回り道やショートカットをして素早く成果を得ること。日頃から私たちは、あらゆるところで正攻法を貫こうとしてしまいがち。しかし正攻法では、先に始めた人や大きな規模でおこなっているところには勝てません。ですから「後から弱い立場の人が全てにおいて正攻法でいこうとすると、時間もお金もたりなくなってしまう」といいます。

 

正攻法と抜け道のバランスをとることが重要。どちらを使うべきか臨機応変に使い分けるのが大切です。力を入れたいところは正攻法でおこない、自分の専門外や得意ではないところでは抜け道を使いましょう。「抜け道上等」の考え方で、効率よく物事を進めていきたいものですね。

ノーミスはありえない! ミスを前提としたスケジュールを

他にも勝間さんは、「すべての計画は失敗含みを前提にする」という考え方の動画もアップ。ありとあらゆる計画は、ミスを前提として考えることを推奨していました。

 

仕事や普段の生活においても、ノーミスで物事が完璧に進むということはありえません。思わぬところで不都合が起きたり、トラブルに巻き込まれたりすることは起こりえます。全てのことはミスが起きるということを前提に予定を組まないと、その後に控えている予定にも影響が。最終的に、思っていた以上に物事が長引いてしまいます。ミスの発生確率を事前に考え、もしミスが起きても問題ない計画を立てましょう。

 

「勘違い・ミス・間違い」は必ず起こる前提でスケジュールを組めば、結果的にイライラすることも減って、心に余裕も生まれますよ。

 

日常生活に勝間さんの考え方を取り入れて、物事をもっとスムーズに進めていけるといいですね。

文/牧野聡子  ※画像はイメージです。
参照/勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube「脱力が高パフォーマンスを生む」https://www.youtube.com/watch?v=xWtPAG7gBME
勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube「抜け道上等の精神を貫こう。なんでも丁寧に正攻法でいこうとすると、時間もお金も足りなくなります。」https://www.youtube.com/watch?v=gE-546Hf4KU
勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube「すべての計画は失敗含みを前提にしよう」https://www.youtube.com/watch?v=OTG5PgDZpPw