株主優待で図書カード、クオカード、お米などをもらったり、優待割引券や食事券で食費を浮かせたりする「株主優待生活」、憧れますよね。いろいろな株主優待をもらえるようになれば、毎月の生活費を浮かせてお小遣いに回せるかも…なんて、取らぬ狸の皮算用をしたくもなります。 でも、よく知らないまま、十分調べないうちに株を買ってしまって、痛い目を見ることも。今回は筆者を含めた数人の株主優待体験者の失敗談をご紹介します。

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失敗談・その①/利回りがよいほうに乗り換えたはずが…優待内容改正の壁!

まずは筆者の体験談から。 筆者が株主優待目当てで買い始めた銘柄の1つに「はるやまホールディングス(銘柄コード7416)」があります。2015年に、この銘柄100株を7万円台で購入しました。お目当ては株主優待でもらえる「ワイシャツ券」。「はるやま商事」「P.S.ファクトリー」など系列のスーツ店で、6000円までのワイシャツ、ブラウス、ネクタイのいずれか1点がもらえるんです。 配当金も2000円もらえるから、最大で合計8000円ぶんが手に入るから、1割以上の利回りです。「これで夫のワイシャツを毎年タダで1枚、新調できる」と、筆者も思わずホクホク顔です。 ところが、いろいろ調べるうちに、ワイシャツ目当てなら「山喜(銘柄コード3598)」というワイシャツメーカーのほうが利回りがいいことが発覚! そこで「はるやま」の株を売却し、「山喜」を2016年に200株を合計4円台で購入しました。 「山喜」の場合、200株買うと、2500円のお買物券が年2枚送られてくるのです。4万円台で株を買って5000円のワイシャツがもらえるから、「はるやま」よりグンとトクですよね。シメシメ。