自分の好きなものとシンプルに暮らしているミニマリストのおふみさんに、自身の経験から得た”家を安らぐ場所にするちょっとした習慣”を教えてもらいます。

 

バッグや靴、帽子など、好きで集めてしまうファッションアイテム、みなさんもあると思います。でも冷静に見てみると、結局似たようなものはたくさんあるのに、ちょっとかしこまった時や少しカジュアルに使いたいときに使えるアイテムが全然ない!明日必要なのにどうしよう!と、焦った経験もきっとあるはず…!

 

おふみさんによると、同じような傾向のアイテムを買ってしまうのは「人間としてしょうがない」こと。だけど、それを防ぐために使える考え方があるそうです。

気が向くままに買っていた結果…「同じようなコットントートばっかり!」

行く先々で惹かれてしまうアイテムってありませんか?

 

私の場合は、色のついたコットントートがそうでした。始まりはからし色のショルダーにもできる2WAYトートを持った時、「このバッグを持つと、なぜかコーディネートが締まる気がする」と感じたこと。その成功体験がきっかけだったんじゃないかと思うのですが、色付きコットントートというものが好きになったんですね。

 

そして、行く先々で似たようなトートに惹かれるようになりました。持っているものとほぼ同じ形状の色違いで真っ赤なもの、真っ青なもの、少し形状の違うからし色のもの…同じ用途の似たようなものをいくつも買ってしまいました。

 

しかし、それだけコットントートを持っているのに、きれい目のバッグがひとつもないという偏りがあったので、出かける時にバッグがなくて困ることが多々ありました。

物欲のストッパーとして、「定数」という考え方をインストールする

思うに、好みは変わらないから放っておくと同じようなものに何度も惹かれてしまうんですよね。好きな音楽って何回でも聞きたいと思いませんか?そのアーティストが作った他の曲も好きになってしまいませんか?好みのものには繰り返し惹かれるものなのだと思います。

 

しかし、バッグや服は惹かれる度に買っていると、収納をどんどん圧迫していきます。似たものに惹かれたその時に「物欲のストッパー」が働かないと、何度でも似たようなものを買うことになり、家に似たようなものばかりある状態の出来上がりです。

 

何度も惹かれるのはしょうがないです。同じ人間なので。

 

しかし、この「物欲のストッパーになる考え」さえインストールできれば、似たようなものをいくつも買うことを防げます。では、この物欲のストッパーになる考え方とはなんでしょうか。

 

それは「定数」という考え方です。

 

例えばバッグの場合、この考え方を取り入れれば、TPOに合ったバッグを必要なだけ持つことができ、クローゼットに過不足がなくなります。そうすれば、支度の際にバッグがないと慌てることもありません。