「家のことは私に任せて、あなたは外でバリバリ働いて」という言葉とは裏腹に、外を飛び回っていきいき働き始めた義母。同居嫁である私も、お互いの性格的にもその方がいいかと思っていた矢先、義母が思わぬ事故に

義母が車にはねられた!

義母が仕事に行く途中で車にはねられた、救急車に乗せられたけど怪我の程度はわからない、という突然の義父からの報せ。

 

(怪我の程度はわからないって意識がないってこと?最悪の事態も?)とぐるぐると考えながら、出先から家に飛んで帰った私を出迎えた義父は、驚くほど落ち着いていました。

 

それもそのはず。事故は義母の自転車と乗用車の軽い接触で、お互いほとんどスピードも出ておらず、転倒した義母は念のためと呼ばれた救急車に乗せられていったものの、当然意識もはっきりしており、怪我も軽い打撲で済んだとのこと。

 

説明が!!足りてねぇ!!

 

そんなわけで、ひとまずホッとひと安心したのですが本人に事故の話をよく聞くと、そう安心もしていられない、という気がしてきました。

義母といえど無敵ではない

義母は狭い道の交差点で曲がってきた車と出合い頭にぶつかりそうになり、とっさに自転車のブレーキをかけることができず、よろよろと転んで軽くぶつかってしまったとのこと。

 

幸い大怪我はしなかったものの、義母の、加齢による様々な能力の衰えを実感せずにはいられませんでした。

 

さらに、「元気いっぱいエネルギッシュな義母」のイメージを覆す出来事は続きます。

 

今まで出産以外で入院したことのない義母に腫瘍が見つかったのです。念のためにと摘出手術をするために2週間ほど入院、その後一か月ほど自宅療養することになりました

 

幸い腫瘍は良性で、回復も順調でしたが、他人の世話をしたことはあっても世話された経験ほとんどない義母にとって、 この二つの出来事は、義母の体力気力に対する絶大な自負にひびを入れることになりました。

 

鉄人・義母といえど、いつまでも無敵ではない

 

そんな当たり前の事実を思い知らされた私たち家族は、このまま義母が仕事を続けられるのだろうか?と考え始めます。