三世代同居生活を続けていくと、どうしても溜まる家族への愚痴。嫁姑の間はもちろんのこと、我が家のように一つ屋根の下に6人家族で暮らしていれば、お互いへの愚痴は溜まっていくばかりです。胸に収めきれないちょっとしたモヤモヤ、同居嫁と義母はどう解消しているかというと

義母の日記は閻魔帳?

義母は、ここ数十年というもの、なんと毎日欠かさず日記をつけ続けています。

 

手帳に毎日数行ほど、その日にあったことを書き留める程度ですが、三日坊主で日記も家計簿も長く続いた試しのない私からすると、お世辞抜きで尊敬してしまいます。

 

義母自身もやはり自慢に思っているらしく、家族の誕生日や記念日など節目の日にはよく自分の過去の日記帳を取り出してきて、〇年前の今日はこんなことがあった、×年前のあの日はあんなことがあったと教えてくれます。

 

忘れがちな日常の一コマを記録できるなんて素晴らしいとは思うのですが、そこは一筋縄ではいかない我が家の義母。日記の内容が問題なのです。

 

「一昨年の今日は、サカヱさんが体調不良で寝込んだから私が三食作ってたんですって!」

 

「その前の週はサカヱさんが遊びに行って居なかったから私が晩御飯にハンバーグを作ったんですって!」

 

「去年の私たちの結婚記念日は、おじいちゃんがケーキを作ってくれて、息子がお花を買ってくれて、夕飯(私の担当)はいつも通りですって!」

 

待って。待ってくださいよ、何だその同居嫁の悪行(?)を事細かに記録している閻魔帳は。

 

いや、書いてること自体は全然かまわないんですよ?誰だってちょっとした日頃の愚痴を吐き出す対象は必要だし、私自身、非の打ち所がない完璧な主婦だなんてまったく思っておりませんよ。そりゃ義母の立場からすれば、私にいろいろ言いたいこともあるでしょう。

 

しかし、しかしですよ。

 

普通、そういう愚痴めいた記録って本人の前で読み上げたりはしなくないですか?私の立場を無邪気にゴリゴリ削り取るのやめてもらえませんかね?

 

こういうあっけらかんとした悪気の無さが、根っから天真爛漫な義母らしい、といえばらしいのですが