単身赴任=父親のイメージ!?

相手だけでなく自分自身も“勝手な決めつけ”をしないように気をつけたいところですが、実際ものごとに対して“無意識な偏見”を持つ人はどれほどいるのでしょうか? 日本労働組合総連合会は、以前5万871名を対象に“アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み、偏見)に関する調査”を実施しました。

 

まず“「普通は〇〇だ」「それって常識だ」と思うことがありますか?”と質問すると、男性の46.6%が“はい”と回答。女性も45.3%にのぼるため、無意識のうちに思い込みや偏見を持ってしまう人は少なくないようです。

 

また同調査では、「アンコンシャス・バイアスの認識率」が高かった項目も公開。1位は「『親が単身赴任中』というと、父親を想像する(母親を想像しない)」の66.3%で、次に「介護しながら働くのは難しいと思う(58.4%)」「体力的にハードな仕事を女性に頼むのは可哀そうだと思う(51.5%)」といった回答がランクインしています。

 

相手からの決めつけで自分が嫌な思いをしないように対策を練るのはもちろんですが、自分も決めつけで物事を判断しないよう、言動に配慮したいものですね。

 

文/牧野聡子

参照/日本労働組合総連合会「アンコンシャス・バイアス診断」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000067026.html