五代が目指した「誰もが夢を持てる国作り」
舞台は江戸末期。ペリーの来航に震撼した日本の片隅で、新しい時代の到来を敏感に察知した若き二人の青年武士が出会います。五代才助(のちの友厚)と坂本龍馬です。なぜか大勢の侍に命を狙われ、追われる身の二人。日本の未来を遠くまで見据える二人の人生が、重なった瞬間でした。攘夷か、開国か。五代は国内で繰り広げられる激しい内輪揉めには目もくれず、世界に目を向けていました。
そんなときに出会ったのが「自由な夢を見たい」という想いを抱えた、遊女のはる。彼女の想いに駆られた五代は、誰もが夢見ることのできる国を作るため、坂本龍馬、岩崎弥太郎、伊藤博文らと志をともにしていきます。