源泉徴収票
 12月から1月にかけて、会社員の方は会社から源泉徴収票が渡されます。何気なく受け取っている人が多いかと思いますが、実はさまざまな情報が詰まっています。ただ、肝心の「読み方」がわからない人は少なくありません。そこで、今回は、源泉徴収票の読み方のポイントをお金の専門家がお伝えします。

源泉徴収票は労働の通信簿?

源泉徴収票には、1年間に会社から支払われた給与、社会保険料、所得控除、所得税などの総額が記載されています。自分が1年間働いた結果である「通信簿」のようなものと考えるとわかりやすいでしょう。

 

会社員の場合、1年間の給与や既に納めた税金を計算し、納めるべき税金を確定させる「年末調整」という手続きを会社が行ってくれます。年末調整時に保険会社から送られてくる「保険料控除証明書」を会社に提出した人も少なくないでしょう。それらの控除を考慮したものが「源泉徴収票」という一覧になります。