数々の調味料

おいしい料理を作る上で最も大切な工程が味つけ。少しでも調味料のバランスを間違えてしまうと、思った通りの味にならないですよね。10月放送の『バゲット』(日本テレビ系)によれば、調味料1つだけでもお店のような本格味を楽しめるそうです。

「塩」小さじ1/2だけで十分?

同番組が注目したのは、料理家の近藤幸子さんによるレシピ本『調味料ひとつでラクうまごはん』(PHP研究所)です。同書いわく、肉や魚といった食材の旨味や香りを活かせば“調味料はひとつで十分”とのこと。本当にたった1つの調味料だけで、絶品料理が作れるのでしょうか? 実際に近藤さんが“ラクうまごはん”を調理してくれました。

 

1品目には、“塩”しか使用しない「小松菜ソースのポークソテー」が登場。作り方を見ていくと、まず豚ロース肉2枚(とんかつ用)の筋部分に切りこみを数カ所入れていきます。ここで塩小さじ1/2をまぶし、全体になじませてください。

 

続いてオリーブオイル大さじ1/2を敷いたフライパンに豚肉を入れ、フタをした状態で約2分蒸し焼き(強火)。2分経過したら、フタを外して反対の面も2分焼きます。最後に小松菜ソース(1cm幅のざく切りにした小松菜1/2束、レモン果汁小さじ1/2、オリーブオイル大さじ1、おろしにんにく小さじ1/2を混ぜ合わせたもの)と一緒に盛りつければ完成です。

 

骨付き肉と野菜にはしょうゆを投入!

近藤さん直伝のポークソテーは調理がとても簡単ですが、最も気になるのは味わいですよね。実際に同メニューを食べたタレントのトリンドル玲奈さんは「おいしい!」「すごく深い味わい」と大満足の様子でした。

 

2品目に紹介されたのは、骨付き肉と野菜の味わいを活かす「白菜と手羽元の中華風鍋」。作り方は、まず手羽元6本にしょうゆ大さじ2を揉みこみます。10分ほど置いたら、鍋に白菜1/8株(ざく切り)と薄切りにしたしょうがとにんにく各1片、乾燥春雨30g、水2カップを入れましょう。

 

フタをしてから加熱し、沸騰後に中火で15分煮ればできあがり。骨付き肉と野菜を煮こむことで、旨味と甘みを同時に引き出せるため調味料はしょうゆだけでOKですよ。