面接は誰でも緊張するもの。本来なら応募した会社で面接しますが、珍しいパターンだと喫茶店やファミレスでおこなう場合もあるそうです。社外の面接を受ける際は、どのような点に気をつけるべきなのでしょうか?

飲食店で面接した時の注意点は?

“社外面接”の注意点を見ていく前に、なぜ飲食店で面接を実施するのか気になるところ。社外面接の経験者からは「『本社が改装工事中だから今だけ喫茶店で面接させてほしい』と言われた」「応募先が会議室もないくらいの小さな会社で、面接場所はファミレスだったかな」などの声が。やむを得ない事情があって社外で面接をおこなうのは、意外と少なくないようですね。

 

それでは普通の面接と社外面接の違いを見ていきましょう。多数の人があげていた注意点が“雑音”と“周りの目を気にしない”の2点。たとえば「店が混んでいたせいで、客の声がうるさかった印象。何度も面接官に聞き返されて大変でした」「周りに面接をしてるとバレたら、一気に恥ずかしくなる。周りを気にしないのがポイント」などの声が寄せられていました。

社外面接の方が気楽?

面接する場が社外であっても緊張しそうですが、意外にも「雑談みたいに話せて気楽」といった感想も。

 

「堅苦しくない雰囲気のまま会話したので、緊張せずに楽しく話せた」「カフェで面接しましたが、BGMや程よい雑音があって気楽にやり取りできましたね。会話のほとんどが雑談でしたけど(笑)」とのコメントも見られます。会社の一室でおこなう面接と比べると、カフェやファミレスの方が緊張感が薄らぐのかもしれません。

 

ちなみに面接中の飲みものは、面接官が購入してくれる場合がほとんど。ここで気になってくるのは「本当に好きな飲みものを頼んでいいのか?」「面接中でも気軽に飲めるのか?」という問題です。

 

経験者からは「飲みものに口をつけるのは、面接官が飲み始めた時がベストタイミング」「高いメニューよりも定番の紅茶やコーヒー、カフェオレを頼むのが無難だよ」などのアドバイスがあがっていました。

“オンライン”になっても人気な場所「カフェ・喫茶店」

“面接場所が飲食店だった時”の反応を見てきましたが、最近はオンラインでの面接や会議が増加しているため社外面接は少なくなるかもしれません。しかしオンラインツールを取り入れた場合でも、実施場所として喫茶店やカフェを利用する人が多いようです。

 

株式会社スペースマーケットは今年、“オンライン会議に関するアンケート調査”を実施。回答者に“オンライン会議をしたことがある場所”をたずねたところ、「カフェ・喫茶店(25.7%)」が上位にランクイン。他にも「商業施設のフリースペース(28.6%)」「ファミレス(8.7%)」などがあげられる中、1位になったのは意外にも「公園(30.7%)」でした。室内であれば会話を聞かれてしまう可能性があるため、人目を避けて公園を選ぶのかもしれません。

 

面接場所に左右されることなく、「働きたい!」という願望をしっかり伝えられたら理想的ですね。

 

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文/牧野聡子

参照/株式会社スペースマーケット「『オンライン会議』に関する調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000162.000015560.html