「まずやってみよう」から目的に近付く

──これまでお話を伺っていると、2019年から働きがい改革を始めてまだ短い期間にも関わらず、各施策で一定の成果が出ています。短期間で広範囲にわたる施策を実現させる秘訣はありますか?

 

渡部さん:

ライオンの方針として「まずやってみよう」があるのは大きいです。実際にやってみて駄目ならまた違う施策にすればいい、という考えですね。手段が目的になってしまってはいけないので、そもそも何を実現したいのかについて共有し、従業員のベクトルをすり合わせていったことが良かったのだと思います。

 

まだ働きがい改革は始まったばかりです。今の状態が完成形というわけではなく、これからもその時々の状況に応じて変わっていく面はあると思います。企業が持続的に成長していくためには個人や組織の活性化は必須なので、最適な仕組みを今後も考えていきたいですね。

 

 

上司と部下のミーティングの強化、自己啓発を促すLCVなど、従業員の「〇〇したい」を具体的な施策で応援してきたライオン。「まずやってみよう」から新しい施策にどんどん取り組む姿勢は、今、多くの企業に必要とされている考え方と言えるでしょう。

 

 

取材・文/秋元沙織