【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】                       

ライター名:草間小鳥子

 

朝夕のラッシュ。通勤電車内はもちろん、駅のホームや構内では、仕草が乱暴な人も見かけます。こちらに非はなくても、思わぬところで口論やいざこざに巻き込まれ、暴行事件に発展……ということも、起きかねません。 もし、よく利用する駅で、自分が「被害者」になってしまったら? 私の経験をもとに、泣き寝入りしないためのポイントをまとめました。

事件に巻き込まれたら!?

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平日夕方のラッシュ時間、駅のコンコース内で、事件は起きました。私を追い抜きざま、肩口にぶつかってきた会社員風の男性がそのまま足をとられ、腹いせに私のふくらはぎを蹴ったのです。 「暴力ですよ!駅員さん、警察を呼びますよ!」 私が大声を出すと、男性は驚き、そのまま改札の向こうへ走って逃げてしまいました。普段から利用する駅なので、こういったいわれのない暴力が許されていいはずがない。そう思った私は、まず、駅員さんに事の顛末を話しました。すでに犯人が逃走していたので、 「まずは最寄りの交番へ」 とのこと。夕方の忙しい時間ではありましたが、その足で交番へおもむきました。

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被害届を出すかどうか?


「被害届を出しますか?」 事の詳細をきいたあと、警察の方はこのようにたずねました。 被害届を出すと、「暴行事件」として捜査され、もしも加害者を付き止める事ができたら、それ相応の処罰が下ります。ただ、被害届を出すのには実況見分等で時間がかかるうえ、人目にさらされます。さらに駅構内で犯人逃走後となると、情報開示の手続きが厄介なこともあり、加害者を特定するのは難しいそうです。特定できたとしても、逆に、相手からも被害届を出されてしまう、なんてケースも。 それでも、被害届を出さなければ、被害者はやられ損、泣き寝入りをするしかありません。自分の気持ちをしずめるためにも、被害届を提出することに決めました。