「私たちと同居してなかったら、この子は産まれてなかったかもしれないわね!」

 

これが産まれたてホヤホヤの新生児を前にして、義母の口から発せられた言葉でした。

 

我が家の子どもは14歳の息子と11歳の娘の兄妹。娘は義父母と同居を始めてしばらくしてから授かりました。

 

もともと子どもは二人は欲しいと思っていたのですが、息子が産まれてから、なかなか二人目を授からず、半ば諦めかけていたところにやっとやってきてくれた娘です。

 

大仕事を終え心底ほっとしている出産直後の私に義母が言い放ったのが問題の、冒頭の台詞。

 

いや、言いたいことはわかるんですよ?

 

娘の妊娠中はトラブルが多く、何度か入院することになりました。そのたびに私がゆっくり身体を休めることができたのは、息子のお世話を同居していた義父母にお願いできたからに他なりません。そこはもうほんと、掛け値なしに、心の底から感謝しております。

 

さらに義母の名誉のために言っておくと、彼女自身、本当に悪気はないのです。ただ義母は、心に浮かんだことを、推敲無し、ノーフィルターで口に出してしまう子供のように無邪気な性格であるだけなのです。裏表がなく、だからこそ長年付き合ってこれた面もあるのです。

 

しかし、しかしですよ。出産という、一生にそう何度もない命がけの大仕事を終えた嫁に対して、ねぎらいの言葉もそこそこに出る台詞がそれかい!!一番の!!功労者が!!目の前にいますよ!!見えてます??

 

汗やら謎の汁で全身びっしょり、雑巾のようにヨレヨレの出産直後の私は、心の中では思っていても、反論する気力はありませんでした…

 

同居後に誕生した孫だからこそ…

娘を抱いて心の底から嬉しそうな義父母を見ていると、途中から同居を始めた初孫である息子とは少し勝手が違って、娘に対しては「我が家に産まれた子!」という意識が強いのかもしれないな、と思いました。

 

もう、息子が小さな時のようにワンオペ乳児育児の孤独に悩むこともないのだ、とほっとする反面。

 

これから義父母は、息子の時以上にグイグイ“来る”だろうな…

 

娘を連れて退院し自宅に戻った私の、その予感は的中しました。せっせと世話をやいてくれる義父母がいるので、体力的には本当にラクをさせてもらい、産後の母体の回復も早かった気がします。

 

いっぽう、娘の名づけからお宮参り、お食い初めなど、様々な行事や子育て方針に、やっぱりどんどんグイグイ口を出してくる義父母(というか主に義母)。
「私たち祖父母は余計なことは言わないから!」って言ったのはどの口じゃい??と思いつつ、一緒に暮らしていながら、手助けだけして!口出しはしないで!なんて、虫のいいことは言えないよな……と、半ば諦めモードの私でした。