地震保険は“実際の損害額”が払われるわけではない!

表にした「火災保険の主な補償内容」の災害の種類に、「地震」がなかったことに気付きましたでしょうか。実は、火災保険では地震による損害の補償がありません。

 

火災保険では「地震によって」家が倒壊した場合はもちろん、「地震の影響で」火事が発生した、「地震の後に」やってきた津波で家が流された場合も、補償されません。こうした地震による被害をカバーするのが地震保険です。

 

地震保険は火災保険と違い、実際の損害額が保険金として支払われるものではありません。損害の程度から「全損」「大半損」「小半損」「⼀部損」の認定が行われ、それに応じた割合の保険金額が支払われます。具体的には、以下のような基準があります。

 

地震保険の保険金額の主な基準(建物の場合)

地震保険の保険金額の主な基準(建物の場合)

なお、地震保険も、火災保険と同じく建物・家財にかけることができます。ただ、地震保険単独では加入できず、火災保険の特約の形で加入します。