1975年に発売され、年間売り上げは約1億食にものぼる「ペヤング ソースやきそば」。コシのある麺に、まろやかなソースが絡んでとてもおいしいですよね。以前放送された『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS系)では、“ペヤングの秘密”を明かしていました。

新商品開発は社長頼み!?

激辛や超大盛など個性的な商品も売られている「ペヤング」ですが、新商品開発は“社長のひらめき”だけを頼りにしているそう。

 

通常であればトレンド調査や競合他社の商品を参考にするものの、なぜベーシックな方法をいっさいおこなわないのでしょうか。まるか食品商品開発課の方によると、「流行を追ってもそれは既にある商品の真似なので、『社長が食べたいとひらめいた商品の方がお客様の心に残る』という考えで新商品を作っています」とのこと。あえて流行に乗らないことで、個性的なラインナップが誕生しているのかもしれませんね。

 

ペヤングは鍋でゆでるべき!?

また同社では、「ペヤング」とは別に「ペヨング」なる商品も販売。ペヤングより量も質も落としているのが特徴で、ソースは酸味や旨味が弱くなっています。おいしさにこだわらず作られた同商品ですが、実は“通常のペヤングの美味しさを再確認してもらうこと”が狙い。しかしあまりのユニークさに、勘違いした消費者から「ニセモノが出回ってる」と問い合わせがくるケースも少なくないようです。

 

ペヤングのちょっとした豆知識として、同番組では“ペヤングを一番おいしく食べる方法”も紹介。まるか食品の社員イチ押しの食べ方は、「麺を鍋で茹でること」でした。

 

作り方は簡単で、まずは沸騰したお湯に麺を入れて1分半後に“かやく”を投入します。さらに1分経ったらカップに麺を戻して湯切りをおこない、仕上げにソースとふりかけをかければできあがり。麺が生麺のような食感に変わるらしく、実際に食べ比べしたバナナマンの設楽統さんは「全然違う、超うまい! もっちもち」と絶賛していました。