市場成長の鍵はセカンドキャリアの構築
スポーツ選手ならば必ず訪れる引退。eスポーツ選手のセカンドキャリアにはどのようなものがあるのでしょうか。現役引退後、業界の裏方として新たなキャリアをスタートさせた選手もいるそうです。
「トップレベルで活躍していたeスポーツ選手を、僕の会社ウェルプレイドで採用しました。
その元・選手は、自分が表舞台で華々しく活躍しているあいだ『裏方の人たちに支えられているありがたみがすごかった』と話していました。『だからこそ、今活躍している選手たちがよりいいおもいができるような裏方になりたい』という姿勢で仕事に臨んでいます。
eスポーツ業界での仕事は、プレーヤーだけではありません。プロ野球やサッカーにも、状況を分析するアナリストやメンタルカウンセラー、後任を育てるといった仕事がありますよね。eスポーツ業界にも、そんな仕事をする人たちが今後増えていくと思います。」
谷田さんが運営するウェルプレイドでは、これからeスポーツを楽しみたい、という人たちのために、動画などで情報発信を開始するそう。
「まずは、にわかファンを増やしたいです。細かいルールまでは知らなくてもプロ野球って多くの人が楽しんでいますよね。同じように、eスポーツを観るきっかけが増えればいいなと思います」
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究極の表現をみせるという点で、eスポーツ選手は、ミュージシャンや、プロ野球選手と変わらないように感じました。eスポーツ選手が子どもたちの憧れになる未来は、確実に近づいているといえそうです。
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取材・文/前嶋みどり