子どもが喜ぶ「ままごと」遊びのルール
それに対して高橋家では、高橋さんが「娘よりポジションが下」。たとえばおままごとのときには娘さんの「できの悪い弟」になります。しかも3歳の次女もいるため、高橋さんは赤ちゃんにまで年齢を下げるそうです。
「この子は、しょうがない子だから私たちがしっかりしなくちゃ、と娘たちが思うくらいの関係のほうが、自分たちが好きなようにできます。娘たちはおままごとが大好きなんですが、僕はお父さん役になってもまったくおもしろくありません。それより僕が赤ちゃんになると、俄然みんなが楽しめるんですよね」
パパが赤ちゃん役をやるメリットは…
たとえば2人の娘さんは、おままごと中もすぐに言い合いが始まるそう。そんなとき赤ちゃん役の高橋さんが「オギャーオギャー」と泣き始めると、「あらあら、赤ちゃんが泣いちゃったわ」といって2人で協力して世話をはじめ、いつの間にか遊びに戻るのだとか。
普段は大人のパパが家で一番幼い赤ちゃんになり、娘たちは家の主導権を握るママ役に昇格。この役割の逆転が、高橋家のおままごとを親子で本当に楽しむ遊びにしているのです。