「ボケ・ツッコミじゃんけん」で人間性を磨く?
間違いを笑いに変える訓練のために、高橋さんが考えた高橋家の遊びがあります。それが「ボケ・ツッコミじゃんけん」です。
じゃんけんで勝ったほうがモノボケをして、負けたほうがツッコむというルールです。モノボケはある物の本来の使い方とは異なる、間違えた使い方を提示することであり、ツッコミは間違いを受け入れ、笑いにする行為です。
「何かくだらないことを言ったりやったりしたら、とにかくツッコ厶ことで笑いとして成立させます。両方やるのは難しいので、ボケ専門、ツッコミ専門でもいいんですよね」
ボケ・ツッコミじゃんけんはどうやるの?
冒頭の写真は娘さん
2人のボケ・ツッコミじゃんけんの様子です。ほかにもどんなモノボケをしているのか見てみましょう。
ボケ役:マットをエプロンに見立てて「お母さんですよ」、ツッコミ役:「それエプロンじゃないだろ!」
ボケ役:バランスボールを枕に見立てて「おやすみなさ~い」、ツッコミ役:「枕デカすぎだろ!」
お笑いセンスの高い大人になりそうな7歳と3歳。将来が楽しみですね!
PROFILE 高橋晋平さん
株式会社ウサギ代表取締役/おもちゃクリエーター 2004年株式会社バンダイに入社し、国内外で大ヒットした「∞(むげん)プチプチ」など、50点以上の新規玩具の企画開発に携わる。現在はおもちゃ・ゲームなどの遊び系事業を各種企業と共同開発している。また、アイデア発想に関する講座を全国各地やオンラインで多数実施。著書も多数。Twitter:https://twitter.com/simpeiidea
文/長根典子