夫婦はどうやって子どもに接していけば、うまくいくのでしょうか?クリエイターの高橋さんは、「夫婦が同じ役割ではダメ」だと言います。また、“負けていい”を体現するのも父親の役割と考える“ニュータイプ”パパの妻や子どもへの向き合い方を聞きました。
教育観で妻と衝突。そこで気づいたのは…
玩具メーカー・バンダイでの商品開発を経て、現在はおもちゃクリエイターとして活躍する高橋晋平さん。高橋家は妻、7歳と3歳の姉妹の4人家族です。子育てについて「妻とうまくバランスが取れています」という高橋さんですが、最初からそうだったわけではありません。
「僕は長年、人が楽しむためのおもちゃを作ってきたこともあって、以前は妻に『もっと楽しく勉強させたほうがいい』などと言って衝突してました」
たまに見て口を出す夫に「妻の怒り」が爆発!
今春、小学1年生になった上の娘さんは、新学期が始まってからも登校せずに自宅学習が続きました。学校からは計算ドリルを渡され、それを勉強していたある日のこと。
「長女がドリルを10ページ終わらせたのに、妻が『さらに10ページ』といって課題を上積みしたんです」
妻は、「毎日たくさんやらせているわけではない。調子の悪い時は2ページ程度で終わるときもあるし、一時だけ見て色々と言わないで!」と、怒りをあらわにしたのだとか…。
「彼女の怒りは当然ですよね。妻から見れば、僕はたまに出てきて遊んだり、歌を歌ったりして『いい所取り』をしているように見える。そんな奴が何を言うんだ、と」