10万円の記念貨幣に驚き!

価値が高くなっている硬貨以外にも、希少性の高い貨幣は存在します。代表的なのは、日本で五輪や万国博覧会などが開催された年の「記念貨幣」。造幣局の公式ホームページでは記念貨幣の一覧が公開されているので、どのようなものがあるのか見ていきましょう。

 

一般的に使われている最高額の貨幣は500円玉ですが、記念貨幣には1万円以上で使用されるものも。例えば平成14年のW杯を記念した金貨幣は、1万円として使用可能です。この年には他にも、1000円の銀貨幣や500円のニッケル黄銅貨幣も発行。それぞれサッカー選手やトロフィーなどが描かれており、コレクターやマニアではなくても目を引くデザインでした。

 

また令和元年には「天皇陛下御即位記念一万円金貨幣」も発行。純金製のゴージャスな貨幣で、表面には菊花紋章や鳳凰などが描かれています。さらに平成2年発行の「天皇陛下御即位記念」貨幣は驚きの10万円。手に入ったとしても、もったいなくて使えなさそうですね。

 

記念貨幣がおつりとして手に入ることはそうそうないはず。しかし希少価値の高い10円玉や1円玉は、もしかすると財布の中に眠っているかもしれませんよ。

 

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文/河井奈津